「あわあわ、わへー」
「何踊ってるの?」

勿論、まだ僕はキミが困っている理由を知らなかったから、よく分からないけど逸れてよかったなんて思ってた。

「あ、あ、あ、」
「ねえ、」

「こら。」


そして、何をしているんだろうと眉を顰めはじめた時、キミの後ろに、黒髪の女の子が立ち止まったんだ。