「けど、なんで連絡取ってくるんだろぅ…?」
佑真が不思議に思うのも当然である。

佑真は3人の会話に入ることはなく、ずっと何かを見つめているような瞳をしていた。
遠く遠くの出口の先に何かあるような…____

その表情はどこか、凛とした強い表情をしていた。

ただ、佑真の表情に、釘付けなのは紗綾だけだった。