楽しみで楽しみで仕方がなかった自由行動は、やっぱり楽しかった。
あんなに時間をかけて作ったスケジュールとは随分違うものになってしまったし、お土産を買いすぎて身体はもう限界を超えてしまいそうだけれど。
その分カメラのメモリーもたくさん増えて、ブレスレットがかかっていた手首ではミサンガが揺れている。
日付とイニシャルが編まれた出来たてのミサンガ。青と笑顔ばかりが詰まったメモリー。絵付けした小さな守り神。硝子のリース。この土地らしい服。地方限定ストラップ。たくさんのお菓子。
「(これ…鞄に入るのかな)」
どう見ても範囲内のお小遣いでは買えない量に、とても重大な事に今更気付く。
「あー重い!」
「とりあえずこれ置きに戻ってから行きに見たアイス屋行く?」
買い過ぎも限界なのも私だけでなくみんな同じで、友達の意見に反対する人は誰もいなかった。
街の時計を見ると、自由行動はあと四十分くらい。
はやいなあと思う思考とシークワサーにしようと思う思考が混沌としてしまい。
友達に姫は何味にするの?と聞かれて、何故か紅芋と答えてしまった。
あんなに時間をかけて作ったスケジュールとは随分違うものになってしまったし、お土産を買いすぎて身体はもう限界を超えてしまいそうだけれど。
その分カメラのメモリーもたくさん増えて、ブレスレットがかかっていた手首ではミサンガが揺れている。
日付とイニシャルが編まれた出来たてのミサンガ。青と笑顔ばかりが詰まったメモリー。絵付けした小さな守り神。硝子のリース。この土地らしい服。地方限定ストラップ。たくさんのお菓子。
「(これ…鞄に入るのかな)」
どう見ても範囲内のお小遣いでは買えない量に、とても重大な事に今更気付く。
「あー重い!」
「とりあえずこれ置きに戻ってから行きに見たアイス屋行く?」
買い過ぎも限界なのも私だけでなくみんな同じで、友達の意見に反対する人は誰もいなかった。
街の時計を見ると、自由行動はあと四十分くらい。
はやいなあと思う思考とシークワサーにしようと思う思考が混沌としてしまい。
友達に姫は何味にするの?と聞かれて、何故か紅芋と答えてしまった。