うわ、また顔が熱くなってきやがった。
男が赤くなっても、可愛くもなんともねぇんだよ。静まれ、熱!
昨日はもっと赤くなってたはずなのに、よく告白できたな、昨日の自分。えらい。
「じ、実は……」
3人の眼差しを直に浴びてるせいか、開口一番の声に緊張感が孕まれる。
瞼を伏せて、思い切って暴露した。
「昨日、好きな子に告白したんだ」
外面も内面も、どんがらがっしゃん、もう大変。
噴火寸前の体温と、平静を砕く狼狽。
ひしめき合って、衝突し合って、耐えられそうにもない。
本能のままに動いていた昨日より、1日経って思い返してる今のほうが、恥ずかしくて死にそうだ。
こうなるだろうって想定していたから、あんなにためらってたんだ!