「須賀屋!!今は本当に待たないとダメか?」

「あたしも〜これは一大事と思って、たかっちと合わそうとしたのん!!でも、りさが合いたくないって言ってるのねん!!ただ…りさ〜、たかっちのことホントは嫌いになってないと思うよん」

「なんで?」

「昨日、りさに合ったんだけど、その時、たかっちとのツーショット写真を大事そうに持ってたよん!」


「どんな写真だった?」

「ん〜たしか、りさが猫をだっこしてたようなぁ〜気がするぅ〜」


俺はあの写真だと思った。2年前に初デートに行ったワンニャンランドのふれあいパークで撮った写真だ。

俺はりさこが、なぜ初デートの時に撮った写真を持っていたのかわからなかった。

「たかっち?どうした?なんかわかったぁ?」

「いや…わからない」

「そっかぁ〜。あたし、りさに学校来るようにもう1度説得してみるよん」


「須賀屋!りさこのこと、頼む」

「任してん!!じゃ〜明日」
俺はりさこがなにか隠しているような感じがした。