(……とくちゃんって、以外と友達思い?)

俺はとくちゃんのことか少しわかった気がした。

もうすぐ昼休みが終わるので、俺は教室に戻ろうとした。

「たかおか〜!!見てたぞ!」

「見てましたよ」

後ろ振り向くと、同じクラスの西村と1つしたの西村の後輩沢口だった。

こいつらは、新聞部で生徒や先生の熱愛などを定期的に発表している学生記者だ。

りさこと付き合った時、しつこかった。特にりさこにはしつこかった。

……当時の中央高校ミスNo.1美女に選出されていたからだ。

「な…なんだよ」

「最近、徳永と仲いいらしいいな?」

「らしいですね?」

「友達だからな」

「そうか、仲が良いから2人でゲーセンに行くんだ」

「行くんですね」

「行ったら、悪いかよ」

「そうした、ゲーセンデートをして、愛を深めていったわけだな」

「いったわけですね」

「ちっ違うわ!」

俺はイライラしていた。

「まぁそれはいいとして、今、徳永と何してた?」

「何してたんですか?」

「そ…相談だよ」

「何の?」

「何のですか?」

「い…言えるかよ!!」

「まぁいいでしょ!おそらく、彼女の夏焼さんのことだろう。別れそうって噂だしな」

「そうですね!!」

「りさことは別れない!」

「ほほー!!それは何故に?」

「何故ですか?」

(し…しつこいな)

キーンコーンカーンコーン
昼からの授業が始まるチャイムがなった。

「じゅ…授業が始まるからまたな」

俺は一目散に逃げた。