(どうゆうことだ……あの愛のプレゼント箱は俺の好きな女子が箱に触ったら、俺に惚れて、さらにその女子がプレゼント箱を開けると、女子のほしいものが中に入っているっていうプレゼント箱だっただろ?
どうして、愛が開けたら、夏焼さんがほしい歌手のCDと俺が書いてもいないメッセージカードがあったんだ?
好きでない女子がプレゼント箱開けても、中には何も入ってないと書かれていたのに…)


俺は愛が夏焼さんに話したことに違和感があった。

「たかっち〜?どうしたぁ〜?」

「あ〜!ごめん。ちょっと、考え事してた」

「たかっち〜しっかり、りさの話し聞いたぁ〜?愛しゃんが全て話したから、たかっちの疑いが晴れたんだよぉ〜」

「わかってるよ!!」

「本当にわかってんのん?」


俺は胸の中にある違和感を持ったままその日は夏焼さんと一緒に帰った。



次の日、俺はいつもと同じように午前7時30分に家を出ようとした。

そして
俺は学校の帰りに愛の家に行こうと思っていた。


トゥルル、トゥルル


俺が靴の紐を結び直してると、電話が鳴った。


「はい!もしもし、高岡です。あっ大前さん!!久しぶりです。どうしたんですか?えっ……はい…」


母親が話す声から愛の母親からの電話だと思った。

その時

俺は妙な胸騒ぎがした。