バキューン

愛の弾丸は

夏焼さんの心を射止めた。

「うっ…た…高岡くん!」

甘い声で夏焼さんは言った。

俺に惚れたと感じた。

「たかちゃん!!」

泣きそうな声で俺を呼ぶ愛の声が聞こえた。

俺は愛を無視して夏焼さんの所へ行った。

「たかおかくん!」

「夏焼さん!」

俺は夏焼さんを抱き締めた。

そして

キスをした。

「たかおかくん!大好き」

「俺も、夏焼さんが大好き」

そして、もう1度抱き締めながらキスをした。

告白する必要がなかった。

愛の弾丸の効果は凄いと感じた。





俺が後ろを振り向いた時






愛は……











もういなかった。






(どうせ、また会うだろ!)





その時は軽い感じで思っていた。




もう……











永遠に会えないとわからずに……。