(これなら、簡単だ!夏焼さんに告白できる。付き合える)

俺は明るい未来を夢見ながら、朝ご飯を食べた。

7時30分頃俺は家を出ようとした。

(…今まで、愛に邪魔されて、失敗ばかりしている。今日は時間を遅らせよ)


俺はいつもより10分遅れて家を出た。

雪が降っていたので、傘をさしながら歩いた。

(今日は時間も遅らしたし、完璧だ。愛に邪魔はされない)


俺は歩きながら、夏焼さんと握手する方法を考えた。

いつも愛に会っている場所に来た。


愛はいない。

周りを見たが愛はいなかった。

(よし!時間を遅らせてよかった。)

俺は少し早く歩いた。夏焼さんと握手するためだ。

すると、前に夏焼さんと須賀屋が歩いていた。

俺はすぐにカバンの中から手袋を出し、両手に手袋を着けた。

「夏焼さ〜ん!おはよう!」

俺は手を振りながら、夏焼さんと須賀屋がいてるとこまで走った。