『あの日のことを覚えている? 君と出会ったあの時

一目で恋に落ちた 一瞬で世界が輝き出した

まるでおとぎ話の主人公』





「宙・・・」



懐かしむように歌い出した宙




『そんな僕を知らない君は 戸惑っていたね

気づいても気づかない振りをした

君の心の闇 きっと僕が光に変える 変えてみせる

だから信じて 君の気持ち聞かせてよ』





宙は知らないはずなのに・・・水谷さんのことを言われている気分になる


昨日の事が頭をよぎる



あれは話を聞く勇気がない私が悪い・・・





『どんな時でも 大切にするよ

君の笑顔 絶やさないから

見つけ出すよ 君の幸せ

僕の隣は君の場所

あの時と変わっていないこの気持ち

君の笑顔を守りたい』