きっと昨日の話はしたくないんだろう




でも俺は誤解されたまま瑠衣を傷つけるのは嫌なんだ




それでもきっと今は、話を聞いてくれないだろう




それなら・・・文化祭が終わったあとに全てを話そう




「・・・そうだな」




気分を変えて瑠衣に笑顔を向けた




俺の笑顔を見てホッとしたような顔をすると、珍しく瑠衣から俺の手を握って学校の方へと歩き出した