そして宙は、誰もいない1-Sの教室につくなり私を抱きしめた 「・・・何抱きしめられて、キス・・・されてんだよ」 いつもと違って弱々しい 「・・・ごめんね・・・」 あの時、どうしても蓮斗先輩を突き放すことが出来なかった 「・・・瑠衣は俺のだろ?」 「うん・・・」 「本当に・・・あいつに取られるかと思った・・・」 宙・・・ 「不安にして、ごめんね・・・」 うまく言葉では伝えられない代わりに、ギュッと抱きしめ返す