「･･･本当？」
私が作ったお菓子を食べている
「あぁ、これ瑠衣が作ったんだろ？」
コクリと頷く
「うまい･･･けど、怪我するほど無理するんじゃねぇよ」
そう言ってチラッと私の手の指を見てくる
･･･ば、バレてる･･･
私の手には何回も作り直して出来た、切り傷や軽いやけどの跡
言わなくても気づいてくれたことが嬉しい
「料理するなとは言わないから･･･気をつけろよ？」
今度から気をつけよ
「うん！」
だって、心配かけたくないからね(笑)
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その日の午後、準決勝で蓮斗先輩のクラスは3-Cに負けてしまったようで３位
私達1-Sは見事、優勝した
