「…わっ…びっくり…」


「まだ!?…ってか、忘れてただろ?」


「…あははは…目閉じて〜」


宙はしぶしぶ再び目を閉じた


自分の鼓動しか聞こえないくらい心臓がうるさい


…あー、もうっ


覚悟を決めて、ゆっくりと顔を近づける


触れるか触れないかのキスをした


その瞬間、宙の目が開く


「…こんなんじゃ足りねぇ」


言葉の意味を理解する頃には宙によって唇が塞がれていた


「…んっ…」


突然のキス


そのため、息が苦しい


無意識に宙のシャツを掴んだ


…ってか、長いよ!

もう…無理!!


酸欠が限界まで達し、口を開いた


その瞬間、宙の舌が入ってくる


「ん…んっ…」


わけも分からずされるがまま