3人で帰るり始めてから3週間がたったころ


放課後また水谷さんに呼び出される


『貴方から宙様を離してみせますわ』

そう言われたことを思い出す


けれど別にその事について何とも思ってはいない


だって、水谷さんと一緒に帰ってるのは宙の意思だから


「…来ましたわね…」


指定されたある教室に行くと水谷さんが1人で待っていた


「もう一度言いますわ…宙様と別れて!」


「…別れない…」


やっぱり私と宙を別れさせることは諦めてないみたい


「ここ数週間で分かったでしょ?…貴方はもう必要がないのよ」


っ…確かに宙は何も話してくれない


でも…


「私は宙を信じてる。…だから、きっと何か理由があると思ってる…」


「…そんなことないわ!宙様は私を選んだのよ」