辺りは暗くなり始めている


…暗くならないうちに帰らないと


そう思い足を進めていた



カツカツ…


ふと気付くと私の後ろから足音がする


…つけられてる?



試しに止まってみる


すると後ろの足音も止まる


私が歩くと後ろの足音も歩き出す


…怖い


家まではまだ距離がある


家の近くまで走った方がいいのか


後ろの人が男の人だったとして、今走り出したら、確実に追いつかれる


とりあえず気づかないふりをして歩く


しかし、だんだんと後ろの足音が大きくなる


近づいている証拠


…このままだと…


恐怖が心を支配する