「……。」

「……。」


と、とっても気まずい…


どうしよう…


宙にはいつも笑顔でいて欲しいのに…



宙の笑顔を曇らせているのは自分だと思い始め、視界がゆがむ


「…俺の事…嫌い?」


気まずい空気を断ち切らせたのは宙だった


そんなわけない!


めいっぱい首を振る



その瞬間、宙が笑顔になった


「…よかった…。じゃ、なんで泣きそうなわけ?」


とても不思議そうにのぞき込んでくる



「…宙が笑わないのは…わ、私のせいなのかなって…思ったら…っ」


ついに涙が零れ、頬を伝った


「わぁ!ご、ごめんって…泣くなよ…」