「好きだ…一目見た時から…惹かれてた」


私が一生懸命、言葉を理解しようとしている間にも宙の告白は止まらない

「瑠衣、俺のこと好きだって言えよ…」

っ…

寝ている私に向かって言っていることは分かっているのに、心臓の鼓動が早くなる


「…って、何やってんだろ、俺」

宙は我に帰ったように、顔を赤くした


「…好きだよ、瑠衣……おやすみ」

最後にそう言って、再び頭の上にキスを落とした


しばらくして、宙の規則正しい寝息が聞こえてきた