イルカ触ってみたいのに…

そう思っていたら、突然

隣に座っていた宙が立ち上がった



「行くぞ」


え?


「イルカ、触りたかったんだろ?」

その時、瞬時に選ばれたのは宙だと知る


「!…いいの?」


「当たり前だろ。そのために手挙げたんだから」

優しすぎるよ

…どうしよう

きっと、顔赤い


宙にはお見通しだった

イルカが大好きな事も、イルカに触ってみたかった事も