「…そんなに見つめんなって」



寝てると思い込んでいた宙が目を開けた


「……びっくりした」

驚きすぎて固まってしまう

絶対寝てると思ってたのに…


「おはよ」

そう言って優しく笑う宙


っ…なんで、この人はこんなに綺麗に笑うんだろう

「お、おはよう…」


とっさに目をそらす

「……」

「……」


沈黙を破ったのは宙の言葉



「…なぁ、俺のことどう思ってる?」



「え?」


心臓がドキリと音を立てる

「ど、どういう意味?」