今度こそ客席の方に向かって礼をする


頭を上げた瞬間


今度は足が浮いた


え?


なんと、私は宙にお姫様抱っこされていたのだ

ちょ、恥ずかしいよ…///


またもや客席から悲鳴の嵐


「そ、宙!」


懸命に訴えるものの宙は聞こえないふり


結局、ステージを降りるまで下ろしてもらえなかった