私は言葉を失った


「これが、瑠衣ちゃんよ」


これが…私?


いつもの私からは想像もつかないくらい凛としていて、顔つきも違う


それはきっと、玲華さんに勇気をもらえたから


玲華さんは私にメイクと言う魔法をかけてくれた


「玲華さん!ありがとう…おかげで頑張れる気がする」


「さぁ、噂の彼に見せてきなさい」


玲華さんが背中を押してくれる



「ありがとう」