*
*
*
どんなに来てほしくないと願っても、明日っていうのは、必ずやって来るものだ。
次の日。わたしはとてもゆううつな気持ちをかかえて、校門をくぐった。
べつのことを考えようとしても、浮かぶのは、昨日の後悔ばかりだ。
「はあ……」
……どうしてわたしは、あんなおせっかいを焼いてしまったんだろう。
大熊くんに目をつけられてしまったんじゃないか……そう考えると、おそろしくて、昨日はなかなか寝つけなかった。
……声なんて、かけなければよかった。
だまってケータイを取って、去っていれば。
そもそもケータイを忘れたのがいけないんだ。わたしのばか。まぬけ。丸顔の貧乳。
自分をさんざんけなしたあと、わたしはぎゅっと目をつむり、今日これからの平穏無事を願った。
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どんなに来てほしくないと願っても、明日っていうのは、必ずやって来るものだ。
次の日。わたしはとてもゆううつな気持ちをかかえて、校門をくぐった。
べつのことを考えようとしても、浮かぶのは、昨日の後悔ばかりだ。
「はあ……」
……どうしてわたしは、あんなおせっかいを焼いてしまったんだろう。
大熊くんに目をつけられてしまったんじゃないか……そう考えると、おそろしくて、昨日はなかなか寝つけなかった。
……声なんて、かけなければよかった。
だまってケータイを取って、去っていれば。
そもそもケータイを忘れたのがいけないんだ。わたしのばか。まぬけ。丸顔の貧乳。
自分をさんざんけなしたあと、わたしはぎゅっと目をつむり、今日これからの平穏無事を願った。