『知らない』

『あんたに今日、公開告白してた奴よ!! 正門のところで!!』

あ、思い出した。

あの人だったんだ。

『だからなに』

そしたら胸ぐらを掴まれた。

『私…あんたのせいで振られたのよっ。あんたみたら私なんてカスだって言われたのっ。おまけにあんたが好きだって言われたのっ!!』