『梨桜菜…おはよ』

太陽の光を浴びながら、優しく微笑むコタくん。

『おはよ…コタくん。今日で…この高校ともお別れだね…』

急に、涙が浮かぶ。

『泣くのは、もうちょっと先にとっとかないとダメだよ??』

呆れたように…だけど優しい表情のコタくんは、あの頃と何も変わらない。