私は、いてもたってもいられずにその場を逃げ出した。

『梨桜菜っ!!』

コタくんが呼び止める声も無視して…。

なんで??

なんで今更になって私に声をかけるの??

私に、微笑みかけるの??

お母さん…。

私には、あなたがわかりません。