その進歩が、凄く嬉しくて。

私は、またコタくんの前で涙を流した。

コタくんは、ずっと私を抱きしめてくれてた。

『おはよ、梨桜菜』

『クスッ。おはよう、コタくん』

私は、コタくんの頭についた寝癖が可笑しくて笑った。