『あんたなんて産まなきゃ良かった!!あなたのせいで私は、大切なものを失ったのよ!!』 そう言って狂ったように泣き崩れた私の母親。 母親は、父親を溺愛していた。 女ったらしの最低な父親を…。 母親は、知っていた。 でも、言わなかった。一度だって。 その変わり父親が女といる日は、私に言葉の暴力をあびせて、ストレスを発散させていた。