私たちはカーテンに包まった。

「春雪…?どうしたの??」

私がしゃべり終わらないうちに春雪は私の唇を自分の唇で塞いだ。

春雪の舌が私の唇の間をくぐり抜ける。

驚きながらも私は受け入れた。

柔らかな舌の感触を確かめてから私たちは唇を離した。

春雪は私をカーテンの陰で強く抱きしめると、

「…絶対、いろは以外の女なんて愛せねぇよ、俺…」

その声があまりに悲しそうで。

私まで胸が苦しくなった。

春雪、愛してくれてありがとう。

私、今すごく幸せだよ。
ずっと、この幸せが続けばいいのにね…。