あー、早く結果聞きたい!

まぁ聞かなくても分かるんだけど。


晴れて2人は今日からカップル...。



なーんて、HR中に先生の話も聞かずに1人で考えてはニヤニヤしてた。
も、もちろん心のなかで...!



HRを終えて、今日から授業が始まる。
移動教室だったから前の席の美加子と一緒に移動した。


「ねぇねぇ、美月。いつの間に彰人君と仲良くなったの?」


「ええっ!?」


「あははっ、そんなにあからさまに反応しなくても〜。美加子知ってるよ。今朝一緒に登校してたでしょ♡」


み、見られてたのか。


「偶然会っただけ。それで...夏葉と伶太君が先に行っちゃったから2人になっちゃっただけで...」


「あ、羽崎さんと上野くん。お似合いだよね〜あの2人。美加子も結構上野くんタイプだったのに」


「えっ!!??」


ま、まさか美加子も伶太君のこと好きだったの!?


「あ、違う違う。別に好きとかじゃないからね?かっこいいって思うだけ」


なんだ、びっくりした。
美加子も伶太君好きだったら私からしたら複雑だもん。


「美加子って好きな人とかいるの...?」


「ふふ、なんか美月がそーゆうこと聞くの珍しいね」


...確かに。
いつも《恋バナ》は相手から聞くことが多くて、自分から話したり、聞いたりはなかった。



「美加子ね、ちゃんと好きな人いるよ。でもこの学校の人じゃないんだ〜」

「他校の人?」

「ううん、塾の先生」


先生!!??
まさかの年上!?