…なんと、のんちゃんがはるくんと手をつないでいたのだ。



まぁ、見慣れたけどね。二人は付き合ってるわけだし。



でものんちゃんは皆ののんちゃんであって、はるくん1人ののんちゃんじゃないもんねっ!


と心の中でつぶやいていると、あっという間に門の外だ。




さきほどくつを履き替えた時に、2人は1度手を離していたのだがまたもやつなごうとしていたので、すかさず間に入りエアー刀で繋いでいる手を切ってやった。


これには3人とも驚いたようで…



「ちょ、なにするんだよ!!!」とはるくんはご立腹だ。


それに対して私も反論する。


「ふーんだ!!のんちゃんは皆ののんちゃんだもん!独り占めはいけませーん!!」

そう言って私はのんちゃんの手を取り走り出した。



「ちょ、まて…おい!」


はるくんはそう叫ぶも諦めたようで追いかけてこなかった。



あれ…?先程からゆうくんが空気じゃない?と思いながらもそんな疑問は走っていたせいか風と共に消えていった。