「正解だ。」 先生がその言葉を言い終えるのと同時に椅子に座る。 授業を聞いているのも退屈なので窓の外を眺める。 隣のクラスが体育をしていた。 いいなぁと思いながらもまたうとうとし始める。 だんだんと目の前がぼやけていく。 戸田くんが「寝ちゃだめだよ」と優しく注意してくれるがもう遅い。 意識がなくなる間際に聞こえたのはまたしても私が寝ようとしているのに気づいて怒っている先生の声だった。