「終わらない‥‥怪談‥‥‥?」 私が疑問形で返すと、 彼女は少し悲しそうに首を縦に振った。 「美里っていう名前の人だけに続いていく、 嫌なバトンです。 あたしもそれにあいました。 あたしが今、鬼のようなものなんです。」 彼女は、さっきまでのテンションとは 打って変わって、 かなり物悲しそうな顔をして、言葉を続ける。