「俺は、お前とどこかへ
一緒に行った覚えはない‥‥。
でも‥‥でも、俺が写っている写真に、
どこかには必ずお前がいる‥‥‥。
しかも、俺の方を
ずっと見続けているんだ‥‥‥」


「そんなこと‥‥‥。
本当に行ったことある所しか
写ってないわよ。」



私がそう言うと、達樹が言う。



「違う‥違う違う‥‥‥!!
お前が俺についてきて、
勝手に写ってきてるんだろ!?
それに俺は、お前に家を教えたこともないし、
バイト先も教えたことはない‥‥!!
なんでつきまとうんだよ‥‥!!」