帰っていると友実が涼の隣に来た。

「何か用ですか?」

「あのさ…」

友実は、照れ臭そうに下を向いている。
涼は、察したのか笑っている。

「あははっ…分かりやすい。
頑張ってね?応援するよ。」

友実の肩をポンポンと叩いて、
舞子の所まで走った。

「とーも‼︎早く、帰ろう‼︎」

正門で待っている3人が、
遠くにいる友実に手招きをする。

「青春って感じ…」

ポツリと呟いて、
友実は馬鹿3人組の元へ
走って向かった。

「とーもどうしたの?
ニヤケて〜♪可愛いなぁ〜♪」

友実を萌空がいじるが、
それを阻止する涼。
それを優しく見守る舞子。

今から新しい青春の道が開く。