部室まで送ってくれた遥斗先輩。
部室内では、惚気ている萌空。
涼と友実はそんな萌空を
冷たい目で見ていた。
「あっ…ねーモアイ〜」
舞子が日本史のノートを
広げて何かを聞く。
「ん〜?私はこんな風に…」
パラッと開いたノートを見ると
仰天した涼と友実に舞子。
怖いほどぎっしり書かれたノート。
それに、字が汚すぎて
何を書いているのか分からない。
「も…モアイ…これ…呪文かい?」
涼は、恐る恐る聞いてみると…。
「は?日本語に決まってんじゃん。」
「「「・・・。」」」
涼が後ろを向くと、
友実と舞子も後ろを向いた。