友実は、悪戦苦闘中。
「すーずー‼︎
分からないよ〜‼︎」
今でも泣き付きそうな友実。
数学を解いているのだが…
分数が解けない事件発生中。
舞子は、
パラパラとプリントを見るだけ。
萌空は…
論外に入るだろう。
「これは…こうするわけ。分かった?」
「うんっ‼︎全然分からないっ‼︎」
涼は、友実に数学を教えるが…
満面の笑みで分からないと答えた。
萌空が、ペンを持ち
椅子に座った。
さて、何分持つか。
ノートと向き合う萌空。
涼と友実と舞子の
体内ストップウォッチが
カチッと数え始める。
すると、
萌空のペンが
涼と舞子の間を通り抜けた。