あの日から
BOY’sぼっちとは
よく話すようになった。

そして…。

天文部部室では…。

「ヤダ…
私、変な汗かいている…
そして、
心臓がとてもドキドキしているのっ…
教えてっ‼︎誰かっ‼︎この鼓動をっ‼︎」

萌空が、ガタンッと
ヒロインのように1人で演劇中。

「「それは“焦り”だよ。」」

涼と友実が冷静にツッコミを入れる。

「それは生きている証拠。」

舞子が静かに名言を呟く。

もうバカじゃねぇのって感じだ。

涼は、単に
家庭科のプリントを眺める。
そして時に、
ふざけたように文を読む。