話を聞いた萩弥は、
萌空とちゃんと話して来いとの事。

重い足を動かして
萌空の家に着いた。

「俊?」

「萌空…」

何かの独占欲で萌空を
強く抱き締めた俊。

萌空は、驚いて抵抗などしない。

「なぁ…今日の喫茶店の男性誰?」

「喫茶店…あー‼︎美園さんだよ?」

「男性なんかに抱き締められて
俺、かなり妬いているんだけど?」

拗ねたご様子の俊。
萌空は、ごめんねと何度も謝った。

次の日。

「モアイちゃんじゃん。」

俊とデート中に出くわした美園。

俊は、昨日の事を根に持っているのか
美園を睨んだ。