歩いて帰る舞子と洸汰。
首元が寒そうな洸汰を見る舞子。

「洸汰…なんで昨日…」

「俺以外の男にでも、笑えるじゃん。
それがムカついた。
あの笑顔が、遠く感じた。」

どんな顔をしているのかわからない。
舞子は、足を止めて笑った。

「こーたのバーカ。」

「何だよ。」

「あれ、お兄ちゃんだし‼︎
何お兄ちゃんに妬いているの〜?」

頬を突いた舞子。
恥ずかしくなり真っ赤になる洸汰。

「私ね、こーたの笑顔好きだよ。」

グイッと近寄った2人。
洸汰の顔が近くにある。
舞子は、目を見開いている。

「俺は、舞子の全部が好き…」

そんなこんなで
付き合った2人だった。