笑顔を見たいだけのために、
お散歩とかデートとか
言って近くで見ていた舞子。

「好き…なのかなぁ…」

よくわからない舞子は、
ソファに転がった。

「あっれぇー?
こーたーくぅん元気がないでちゅね?」

久しぶりに俊の家にいる洸汰。

元気のない洸汰に
必要なく絡むアホ優征。

「きっくー何があったんだ?」

俊が心配そうに見る。

「何もない。」

それしか言わない洸汰。
俊の家から出て
再び本屋に向かった洸汰。

いるかな?
そんな気持ちが出てきた。

中に入ると、
久々の舞子がいた。

隣には、仲良さそうに喋る男。