シーンとする、天文部の部室。

そう。
4人は天文部の部員である。

「モアイ、イタイ人だよ。」

「他人から見たらね。」

涼と友実のピッタリなツッコミが
萌空の心にグサッと刺さる。

「み…みんな…酷いよ…」

萌空1人で演劇をしているが、
舞子はボケッと見ているだけ。

「かいちょー。
因みに、活動なにするのー?」

友実が、挙手をして聞く。

意外と礼儀正しい。

「フフフッ…よくぞ聞いた‼︎」

ドヤッと顔に書かれている萌空。

「モアイ、
恥ずかしいからそんな顔しないで。
そして、そんな偉い事じゃないから。」

真顔で言う涼。
又もや、グサッと突き刺さる音。