軽い溜息をして、萌空を見た涼。

「えっと…モアイ。
説明が足りない事に気付いて…」

「ぼっち同盟だよ‼︎
ふつーわかるでしょ‼︎」

心の中でツッコミを入れよう。

“分かるわけねぇだろ”

「お主…なんだその目は…」

始まった厨二発言。
そんなことは、無視だ。

1から全て説明し、舞子は悩む顔。

舞子は、いつも1人で一匹狼だ。

「うーん。」

「わかった‼︎
居るだけでいいからおねがーいっ‼︎」

合掌し、舞子に深く頭を下げる萌空。

「じゃ…居るだけなら…」

照れながらも入ってくれた舞子。

「やったー‼︎
会員No.②ねっ‼︎
因みに、私がかいちょーだよー‼︎」

会長を強調したのは、
気のせいだろうか。