彼氏と別れた涼は、
凹むどころかうるささが増した。

いつもの放課後。

勉強や読書をするより
楽しいことは無いだろうか。

ぼーっとしていると、

ガタッ…

いきなり立ち上がった萌空。

「同盟組もっ‼︎」

「はい?」

涼は、呑気に生物の本を読んでいる。

「“ぼっち”同盟‼︎
私が会長よっ‼︎いいんじゃない⁉︎」

イタイような、
寂しいような…
同盟だが、
楽しければ全てよしの涼には…。

「よしっ‼︎
私が、副会長か‼︎」

そのノリにのるという。

この日に、
ぼっち同盟が誕生した。

さぁ、
これからの人生はどうなるのやら。