7時になり、4人を待つぼっち同盟。

「あっ来た‼︎」

友実が手を振ると、
遠くにいる優征が手を大きく振る。

2人以外のメンバーは、思だろう。
“リア充バルス”と。

「ッチ…ともちゃんだけ青春って…」

イジイジしている萌空。
それを慰めるのが舞子の役目。

「まぁまぁ、楽しいからいいじゃん。」

慰めにはなってないと思うが、
全員揃ったことで
近くの高台に向かった。

「うわぁ…肝試しじゃんか。」

俊が苦笑しながら、
長い長い階段を見る。

街灯のない永遠に続きそうな階段。

見ただけでゾワッとする。