そして、涼が友実の背中を押した。

友実は、あたふたしながら優征を見た。

「あの…一緒に流星群見ませんか?」

優征は、嬉しかったのか
何度も首を上下に振った。

洸汰が後ろで優しく微笑んでいた。

その頃、萌空は言うと。

「あぁーーーっ‼︎
なんで、置いて行っちゃうのよ‼︎」

プンプンと1人で拗ねて歩いている。

すると、グラッと体が傾いた萌空。
本能的に“やばい”と察知した。

目を瞑り、体が砂にあた…らない?

「え…」

「あっぶねぇ…」

・・・。
今の状況は、一体なんだ?
萌空の頭の中は、混乱中。