口をパクパクしている優征。

「ありがとうなっ‼︎」

言い捨てるように、
走って俊達の所に戻った優征。

友実は、嬉しそうに
笑って涼の所に来た。

「よかったね。」

「うんっ‼︎」

涼は、友実の頭を撫でる。
テントに戻ると萌空がいきなり叫んだ。

「あっ…」

「何?覚醒したの?」

舞子の厨二病発言。
こんな光景など滅多にない。

「ふふっ…私は前から覚醒している‼︎」

「ハイハイハイ。いいから何?」

涼が溜息を吐いて萌空を見る。

「天体に誘おう‼︎あの4人も‼︎」

グッと近くなる萌空の顔。