友実が珍しく、言い合いをしている。

そんな光景は、年に一度見られるか。

「とーもっ‼︎」

「くろりん‼︎急いで‼︎」

萌空と舞子が、
後ろから声をかける。

すると、男が拳を振り上げた。

「「「とーもっ‼︎」」」

足元に合ったペットボトルを
拾い勢い良く投げた涼。

男性の頭にヒットしたペットボトル。

「くろりん‼︎ナイスヒット‼︎」

萌空が大きい声で喜ぶ。
舞子は、笑っている。

そして前もって言っとこう。

涼は、友達として友実が大好きなのだ。

いや、多分だが
大好きを通り超している。

「女に手を出すって最低だなっ‼︎
クソ野郎ジジィ‼︎」

始まりました。
涼の暴言が。