厳つい男性の声は、大きく響き渡る。

「舞子、涼達呼んできて。」

「オッケー‼︎」

舞子は、走って近いテントに向かう。

友実は、この現状を
どうしようか迷っている。

「すーずっ‼︎モアイ‼︎」

「どうしたの?」

涼は、パーカーを羽織り
寝そべっている。

萌空は、ゲーム中である。

涼が焦っている舞子の顔を見る。

舞子が焦るなど滅多にない。

「あの人達が…」

友実の存在がない事に
気づいて走って売店に向かった3人。

その頃、友実はと言うと。

「あのっ…この人悪くないですよ。」

優征の前に立ち、
震える目で厳つい男性を見る友実。