キリカっ!
アトラスは友人達が集まっている建物へと着いた。


『リックッ!!』



『どうしたアトラス、まぁ落ち着け。』


『落ち着いてられるものかっ!!』


グイッとセドリックの胸ぐらをつかんだ。



『……。』



『すまない取り乱しすぎた。』


スッと胸ぐらをつかんでいたてを話す


『まぁ無理もない。お前の可愛い
イブの器が突然居なくなったのだからな』


アトラスは驚いたなぜキリカが居なく
なったことを知っているのか。

『なぜ…知っている?』



『イブのお嬢さんならこちらの部下が
トロールに襲われているところを
保護したよ。』



その瞬間安心したのか、セドリックの肩に
手を置いて
『ありがとう…本当感謝する』


『それを言うならあっちの双子に言ってくれ。』




セドリックの目の先を見ると元気よく
手を振る男の子と、そのこによく似た子が
ならんでこちらを向いていた。


双子の方に歩み寄りアストラスは

『ありがとう…キリカを助けてくれて。』
とお礼をいった。

「へへっ!今日は色んなやつに褒められるなー!」

「なんで、キリカを守れなかったの?」


双子の1人から刺のある一言が放たれた


『それは…私の不注意だったんだ。ほとうに申しわけないと思っている。』


「ただ後悔しても何も変わらない、
何かあってからじゃ遅いんだよ。」


『承知している…これからは気を付ける。』


「クラー今日はやけに喋るなー?
キリカに惚れたか!」

「違う…ただあんなか弱い女の子を
危ない目にあわせた、この人に怒ってるだけ…。」




アトラスの心にグサグサと刺が刺さる


『クラ、早くキリカの元へ案内して
あげなさい。』


「…わかった。」









部屋のドアを開けるとそこには


『キリカ…』


「…あっ」